今、宗門は(中略)来るべき平成三十三年に合わせ、法華講員八十万人体勢構築に向かって前進を開始します。 この戦いは基本的には今までの戦いと変わりありません。 しかし、やはり大事なことは、折伏したら、その人達を立派に育てていく事です。 育てるとはどういうことかと言いますと、折伏をする戦士に育てるということです。 よく、世間でも産みっぱなしではだめだと言いますよね。 同じように、折伏をしたら、その方々が法華講員の闘士として成長するように、みんなで育成するのです。 育成というのは化他(けた)行です。 折伏も育成も全部、化他行ですから、折伏だけして、育成が足りないというのは、化他行の一つが欠けているわけです。 だから、講中の皆さんが力を合わせて、しっかりと取り組んでいただきたいのです。 やはり、皆さん方が一致協力して法を護り、広宣流布に進んでいくことが一番大切ではないかと思います。 もちろん、折伏を行じていけば、あらゆる障魔が競い起き、我らの前に立ちはだかることは必定(ひつじょう)であります。 しかし、 「魔競はずば正法と知るべからず」(御書九八六頁) と仰せのように、魔も競わないような信心をしていたのではだめなのです。 だから、お題目をしっかり唱えて折伏していけば色々なことが起きますが、それによって自分達の過去遠々劫(おんのんごう)からのあらゆる罪障を消滅していけるのです。 その確信を持って、私達は励んでいかなければならないと思います。 (大白法・平成28年2月16日号より抜粋) (平成29年2月掲載) |