今日(こんにち)のコロナ騒動や不安定な世情を見る時、私どもは改めて大聖人様の教えのままに、断固たる決意と強盛(ごうじょう)なる信心を持って、いかなる障魔をもものともせず、講中一結・異体同心して大折伏戦を果敢に展開し、もって妙法広布に挺身(ていしん)して、来たるべき令和三年・宗祖日蓮大聖人御聖誕八百年、法華講員八十万人体勢構築の達成へ向けて、力強く前進していくことが、今こそ最も肝要であります。 大聖人様は『立正安国論』に、 「嗟呼(ああ)悲しいかな如来誠諦(じょうたい)の禁言(きんげん)に背(そむ)くこと。哀(あわ)れなるかな愚侶(ぐりょ)迷惑の麁語(そご)に随ふこと。早く天下の静謐(せいひつ)を思はゞ須(すべから)く国中の謗法を断(た)つべし」(御書 二四七頁) と仰せであります。 人々の成仏を妨(さまた)げ、不幸の根源となる邪義邪宗の謗法を対治しなければ、一人ひとりの幸せはもとより、天下の静謐も到来しないことを銘記し、今こそ講中一結して立ち上がり、折伏に励まれますよう心から念じ、本日の挨拶といたします。 (大白法・令和2年9月16日号より抜粋) (令和2年12月掲載) |