折伏は、けっして口先だけでできるものではありません。 全人格で、足を使い、心を込めて折伏するのであります。 また折伏に「これなら絶対に達成できる」というような、絶対の方程式などはありません。 題目を唱え、その功徳をもって、一生懸命に折伏することが大事であります。 折伏は相手を救う一念で、ひたすら折伏する以外に達成の秘訣はないのであります。 また、たとえだれがやらなくても、一人になっても折伏するという、断固たる決意と勇猛果敢なる行動こそが大事であります。 大聖人様は『諸法実相抄』に、 「日蓮一人はじめは南無妙法蓮華経と唱へしが、二人三人百人と次第に唱へつたふるなり。未来も又しかるべし。是あに地涌(じゆ)の義に非(あら)ずや。 剰(あまつさ)へ広宣流布の時は日本一同に南無妙法蓮華経と唱へん事は大地を的(まと)とするなりべし。ともかくも法華経に名をたて身をまかせ給ふべし。」(御書六六六頁) と仰せであります。 私どもの折伏も、大聖人様がそうであったように、初めは一人であっても、断固たる決意を持って、根気よく折伏に励むところ、必ず達成成就することができるのであります。 (東京第二布教区 広布推進会 拝読御指南 平成28年4月16日 於大願寺) (大白法 930号より抜粋) (平成28年5月掲載) |