日蓮正宗 昭倫寺

一念三千法門(r5.3)


(一念三千法門 御書一一〇頁十六行目)

百千合はせたる薬も口にのまざれば病も愈(い)えず。蔵に宝を持(も)てども開く事を知らずしてかつ(餓)へ、懐(ふところ)に薬を持ちても飲まん事を知らずして死するが如し。


(通解)

百種類・千種類の物質を調合して作った良く効く薬であっても、それを服さなければ病気も治らない。
蔵の中の財を蓄えていても、鍵で開けることを知らなければ使えず空腹で苦しむことになる。
懐中に薬を入れておいても、その薬を飲めば治るということを知らないために死ぬようなものである。