(上野殿御返事 御書一三八〇頁一行目) 法華経は草木を仏となし給ふ。いわうや心あらん人をや。法華経は焼種(しょうしゅ)の二乗を仏となし給ふ。いわうや生種(しょうしゅ)の人をや。法華経は一闡提(いっせんだい)を仏となし給ふ。いわうや信ずるものをや。 (通解) 法華経は心のない草木を仏にする。 まして心ある人間を成仏させるのは当然である。 法華経は仏になる種を焼いた声聞・縁覚の二乗を仏にする。 まして生きた種を持つ人を成仏させるのは当然である。 法華経は一闡提(信心のない人)を成仏させる。 まして信ずる人を成仏させるのは当然である。 |