日蓮正宗 昭倫寺

大聖人直結の誤り



創価学会がいう「御書根本」「大聖人直結」の誤り
創価学会に所属することは、日蓮大聖人と日興上人に背く大謗法です

学会がいう「御書根本」の誤り

日蓮大聖人の仏法を信仰するうえで、御書の御教示を根本としていくことは当然です。
しかし、御書の御文を正しく解釈する為には、相伝によらなければなりません。
日蓮大聖人は、
「此の経は相伝に有らざれば知り難し」(一代聖教大意 御書92頁)
と御教示されています。

かつて池田大作も、
「日蓮宗身延派にあっても、南無妙法蓮華経の題目を唱えている。御書もある。(中略)外見からみればわれわれと同じようにみえるが、それらには唯授一人・法水写瓶の血脈がない。法水写瓶の血脈相承にのっとった信心でなければ、いかなる御本尊を持つも無益であり、功徳はないのである」(広布と人生を語る8−228頁)
といっていました。

しかし、池田が率いる現在の創価学会は、唯授一人の血脈を否定しており、この池田の言葉とは、まったく違ったものになっています。これはまさしく自己矛盾以外のなにものでもありません。


学会がいう「大聖人直結」の誤り

創価学会が「大聖人直結」を主張する真意は、日蓮正宗の御歴代上人の血脈相承と七百五十年の伝統を否定して、池田大作が直ちに日蓮大聖人の教えを受け継いでいるかのように会員に思わせるためです。

日蓮大聖人は、
「釈尊五十年の説法、白蓮阿闍梨日興に相承す。身延山久遠寺の別当たるべきなり。背く在家出家共の輩は非法の衆たるべきなり」(身延山付嘱書 御書1675頁)
と、大聖人の仏法の一切は日興上人ただお一人に伝えられ、この唯授一人の血脈相承に背く者は「非法の衆」であり、大謗法であると御教示されています。
唯授一人の血脈は日興上人から日目上人へと嫡々付法相承され、御当代日如上人に伝えられています。

第二祖日興上人は佐渡の信徒たちに対して、
「聖人の御のちも、末の弟子どもが、誰は聖人の直の御弟子と申す輩多く候。これらの人謗法にて候也」(歴全1−184頁)
と仰せられ、付法の貫首であられる日興上人をさしおいて「日蓮大聖人直結の弟子」を名乗ることは謗法であると厳しく戒められております。
したがって創価学会が、唯授一人の血脈を否定し、「大聖人直結」を主張することは、日蓮大聖人と日興上人の御教示に背く大謗法なのです。

なお、これら「御書根本」「大聖人直結」などの邪説は、昭和52年教義逸脱問題の折に創価学会がいい出したものです。
この時、創価学会は宗門からの指摘を受けて謝罪し訂正したのですが、平成3年以降、再びこの邪説をもち出して主張しているのです。
宗門から破門された創価学会にとって、これらの邪義にしがみつく以外に宗教として生き延びる道がないことを物語っており、哀れでみじめというほかはありません。

平成19年2月21日 広布推進会の砌 東京第二布教区発行(2) 創価学会破折(2)より抜粋