日蓮正宗 昭倫寺

種々御振舞御書(r7.7)


仏滅後二千二百二十余年が間、迦葉・阿難等、馬鳴・竜樹等、南岳・天台等、妙楽・伝教等だにもいまだひろめ給はぬ法華経の肝心、諸仏の眼目たる妙法蓮華経の五字、末法の始めに一閻浮提にひろまらせ給ふべき瑞相に日蓮さきがけしたり。
わたうども二陣三陣つゞきて、迦葉・阿難にも勝れ、天台・伝教にもこへよかし。



(通解)
仏滅後二千二百五十余年が間、迦葉・阿難等、馬鳴・竜樹等、南岳・天台等、妙楽・伝教等でさえも、いまだ弘めていない法華経の肝心であり、諸仏の眼目である妙法蓮華経の五字を、末法の始めに一閻浮提に弘通させるべき瑞相として日蓮さきがけしたのである。
日蓮と同意の汝ら、二陣三陣と日蓮の後に続いて妙法五字を弘通して迦葉・阿難にも勝れ、天台・伝教をも越えなさい。